株式会社サンクロン営業部の多田です。
今回は趣向を変えて、先日、日頃からお世話になっている得意様を訪問した際に感じたことを綴ります。
先生とは、入社以来およそ15年にわたりお付き合いさせていただいてます。
一度担当を離れた時期もありましたが、ご縁あって再び担当させていただいております。
長きにわたりお付き合いさせていただいている、私にとって「顔なじみ」の得意様です。
訪問時のやり取りは、このようなものでした。
私:
「先生、薬局の前の幟(のぼり)を新しくしましょうか?」 先生:
「いや、もうちょっと使うよ」 私:
「でも、少し汚れてきていますよ」 先生:
「だって、今の幟だって高くなったでしょ。だからもう少しの間使うよ」 先生:
「ウチみたいな遠い所までわざわざ来てくれてありがとう。昔より、注文も減ったのに」 私:
「先生、誠にありがとうございます。私こそ、『担当地区が増えて、訪問回数が減ってしまった』と言い訳してしまい、申し訳ありません」 先生:
「『コロナ』を境に、来なくなった営業マンもいるよ。でもさ、こっちは情報が欲しいんだよね」 私:
「先生、またすぐ年明けにお邪魔します」 先生:
「いいよ、急がなくて。気を付けて」
私は、ビジネスにおいてまず「heart to heart」(心と心)の関係を築く「信頼関係」が最も重要で、そこから「win-win」に繋がるという信念をもって営業活動を続けてきました。
先生とは一度担当を離れた時期もあり、なかなか訪問できていなかったことを申し訳なく感じていましたが、お気遣いと心温まる言葉に触れて、改めて信頼の有難さを再認識しました。

そして、今回の訪問で特に印象的だった一言。
「『コロナ』を境に、来なくなった営業マンもいるよ。
私は、得意様・先生方の役に立つ情報提供ができているのだろうか?、そう考えさせられる瞬間でした。
こうした一対一の対話は、自分の活動を見つめ直しては試行錯誤し、新しい答えを探す良い機会にめぐり逢えると実感しています。
先生の温かい心遣いに触れ、私たちが提供すべき価値について向き合い、
「天職だなあ。もっと頑張ろう」と思う、そんな一日でした。